北中部クアンビン省人民委員会は4日、フォンニャ・ケバン国立公園に3兆ドン(約162億円)を投じてロープウェイを建設する計画を発表した。投資主は、観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)。
(C)VnExpress,sondoongcave、ソンドン洞窟の入り口 |
同省人民委のグエン・フー・ホアイ主席によると、省内には大小300以上の洞窟があり、多くの洞窟が観光に利用されている。ロープウェイは全長約10.6kmで、フォンニャ洞窟~チャアン間が6788m、チャアン~ソンドン洞窟間が3872m。ソンドン洞窟の駅は、洞窟入り口から300mの場所に設置する予定だ。ただ、ソンドン洞窟内の観光については、今後の調査を待つ必要がある。
ロープウェイの支柱は30本で、各支柱に周囲の原生林を観察し、山火事などを早期に発見できるよう360度監視できるカメラを設置する。ロープウェイの輸送能力は1時間当たり1000人を予定している。
サングループのダン・ミン・チュオン社長によると、この計画には国立公園外でのホテルやゴルフ場の建設なども含まれ、数千人の雇用を創出できるという。ホアイ主席は計画を歓迎しており、サングループと共にソンドン洞窟観光を具体化したいと話している。