観光不動産開発のサングループ傘下ファンシーパンサパ・ケーブル観光サービス社は2日、東北部ラオカイ省サパ郡サパ町でファンシーパン・サパロープウェイ観光区案件を着工した。着工式にはホアン・チュン・ハイ副首相らが出席した。3日付VNエコノミー紙(電子版)が報じた。
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投資総額は4兆4000億ドン(約205億円)。建設工事は2期に分けて行われ、第1期では、サパ町~ムオンホア谷~ファンシーパン山頂付近を結ぶ全長6.2キロのロープウェイを建設し、2014年に工事が完了する。1時間当たりの旅客運搬能力は2000人。このロープウェイの開通によりファンシーパン山頂までの所要時間が、現在の2日間から僅か15分に短縮される。
第2期では、終着点となるファンシーパン山頂付近(標高2900~3000メートル)に4~5つ星ホテルや観光施設などを建設する予定。ファンシーパン山は標高3143メートルで、インドシナ半島最高峰であることから「インドシナの屋根」とも呼ばれており、国内外の登山客が多い。
なお、サングループは中部ダナン市にあるバーナーヒルズロープウェイを建設した会社。これまでに◇インターコンチネンタル・ダナン・サンペニンシュラリゾート、◇バーナーヒルズ・フレンチリゾート、◇サンシティプラザ・サイゴン、◇ザ・サンビラズ、◇ザ・サンノボテル、◇ザ・サンシティリバーサイド・ダナンなど数々の観光不動産を開発している。