各旅行会社によると、今年のクリスマスと来年の正月(新暦)が週末と重なることもあって、年末シーズンの旅行客数は去年に比べ増加しそうだという。25日付サイゴンタイムズ紙電子版が報じた。
人気の旅行先は、国内ではダラット、フーコック島、コンダオ島、ダナン、ファンティエットなど、海外ではシンガポール、マレーシア、香港など。これらを目的地とする航空機利用のツアーは既に売り切れ状態になっている。
サイゴンツーリスト社では、航空機利用の国内ツアーの売れ行きが好調で、海外ツアーの予約も前年同期に比べ17%増えている。ベンタインツーリスト社では年末シーズンのツアーの予約数はあまり伸びていないが、同社のライ・ヒュー・フオン社長は「ぎりぎりになって申し込む人が多いのが最近の傾向」と強気の見方を崩していない。各社とも、年末シーズンの国内ツアーの価格は昨年に比べ微増程度で収まるとしている。
一方、テトシーズン向けのツアーは準備が順調に進んでいないもようだ。原因は出発日が集中するために、交通機関やサービスに携わる従業員の確保が難しいことだという。特に航空機の利用を希望する人が増大しており、航空チケットを押さえるのが勝負になっている。このシーズンのツアー価格は年末シーズンに比べると、かなり高くなるようだ。