ブラジルの首都ブラジリアで開かれたユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は7月31日(現地時間)、ハノイ市バーディン区のタンロン遺跡(タンロン城王宮跡)を世界文化遺産として登録することを決めた。タンロン遺跡は7~19世紀にかけて統治の拠点となり、歴代の王朝の王宮などが建設された。世界遺産(文化遺産・自然遺産・複合遺産)としては900番目、ベトナムの世界遺産としては6カ所目となる。ベトナムの世界遺産には文化遺産3カ所(フエの建造物群、ホイアンの古い町並み、ミーソン遺跡)と自然遺産2カ所(ハロン湾、フォンニャ・ケバン国立公園)がある。