FIFAワールドカップ・アジア最終予選は11月16日にグループBの第6節、ベトナム代表とサウジアラビア代表の試合がハノイ市のミーディン国立競技場で行われ、ベトナムが0-1で敗れた。これで11月のホーム2連戦は善戦むなしく無念の連敗。アジアの列強の壁は分厚く、依然として勝ち点が遠い試合となり、ベトナムは同組最下位を抜け出せずにいる。
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パク・ハンソ監督は前節の日本戦からメンバーを1人変更。DFブイ・ティエン・ズンに代えて、高さがあるDFグエン・タイン・チュンを先発させ、3バックの一角に起用。同組首位を走るサウジアラビアが相手とあって、ベトナムはホームながら、自陣に引いて守備を固め、辛抱強くカウンターの機会をうかがった。
ベトナムは前半、FWグエン・ティエン・リンとFWグエン・コン・フオンの2トップに何度か良いボールを送って速攻になりかけたが、サウジアラビアの守備網に引っ掛かり、なかなかシュートまで持っていけない。
一方のサウジアラビアは、両サイドを起点とした多彩な攻撃でベトナムゴールに襲い掛かった。試合が動いたのは31分、サウジアラビアが右サイドを深くえぐって上げたクロスにFWアル・シェフリが頭で合せる。シュートはGKブイ・タン・チュオンが掻き出したかに見えたが、ゴールラインを割っており、サウジアラビアが先制。前半はベトナムの1点ビハインドで折り返す。
後半もサウジアラビアがボールを握る展開が続き、77分にはベトナム陣内でのボール奪取からFWアル=ムワッラドのシュートがゴールネットを揺らす。ベトナムは痛恨の2失点目を被弾かと思われたが、VAR判定の結果、シュート前のボール奪取がファウルと判断されてノーゴールとなった。
このままでは終われないベトナムも終盤に意地の猛攻を見せる。しかし、最後まで相手ゴールを割ることは出来ず無得点。試合はこのまま0-1でホイッスルが鳴り、サウジアラビアが無敗で同組首位をがっちりキープした。敗れたベトナムは6連敗で、いまだ1つの勝ち点も獲得できない苦しい戦いが続いている。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+
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