ドイツで開催中のサッカーのワールドカップ(W杯)に合わせ、ベトナムの各旅行会社でも観戦ツアーが人気を集めている。
ギ・タム旅行会社海外ツアー担当のトアンさんによると、同社では、W杯観戦を組み込んだツアーへの参加申し込みが最も人気を集めており、参加者は7月11日までに約80人に上る見通しであるという。一方、W杯観戦チケットの代理販売を行うサイゴンツーリストでも、試合観戦を目的とする旅行者の申し込みを80人以上受け付けており、その大半は男性で旅行日数は5~10日、費用は2000~2800米ドルであるという。
旅行会社のみならず、他の多くの企業もこの貴重な機会を逃すまいと、観戦チケットを入手し、ドイツ訪問を計画しており、通信大手のFPT社では観戦チケットを100枚購入しているという。
ベトナム航空はヒュンダイ−ビナモータース社の協賛で、ドイツ便のビジネスクラス航空券を購入した先着25名に、6月23日にベルリンで行われるウクライナ対チュニジア戦の観戦チケットをプレゼント、更に5月25日~6月10日までのフランクフルト便の航空券を購入した人に観戦チケット(100ユーロ相当)をプレゼントした。同航空はドイツ便利用者の増加を見込んで6月22日からベトナム−フランクフルト便を現行の週3便から4便に増便する。
在ハノイドイツ大使館によると、W杯開幕前にはビザ申請に訪れる人が例年より増加したという。