ダットさんの主な任務は、配置されたエリア内と付近のすべての人々の安全を確保し、メトロ1号線を体験・利用する乗客を誘導することだ。ダットさんは2023年からメトロプロジェクトの業務に就いており、最初にバンタイン駅で働いた後、ベンタイン駅に異動した。
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「毎日、午前5時30分から午後5時30分まで働いています。でも、状況が落ち着いていないときやあまりにも忙しそうなときは、残業してサポートしています」とダットさんは語る。
ダットさんの身長は、広くて継続的な監視が必要な駅での業務に好都合だ。「デメリットはたぶん、お客さんが私と話すときに見上げないといけないことくらいですかね。一度、幼い子供が、私と話そうと頑張って私の顔を見上げようとしたら、後ろにひっくり返ってしまったことがあります」とダットさんはユーモラスに語る。
ダットさんによれば、家族の中でダットさんの背が一番高いという。両親はごく平均的な身長で、親戚に1.8mの人が何人かいるくらいだ。
そんなダットさんが駅で働くことになったきっかけは、意外なものだった。「警備員のおじさんたちってすごくかっこいい」という理由で、幼少期から「警備員になる」という夢を抱いていたのだ。
ダットさんはかつてITを専攻していたが、自分には合わないと感じ、早々に辞めて、営業とカスタマーケアの仕事を始めた。2023年に仕事を辞めて選択肢に悩んでいたころ、幼少期を思い出させるような投稿を何度となく目にした。