「食べても安全な口紅」、起業3か月で1万本売る敏腕女性社長

2018/02/18 05:20 JST配信

 南中部高原地方ザライ省ダックドア郡ナムヤン村出身のグエン・ティ・キム・ザンさん(女性・27歳)は、販売開始からわずか3か月ながら人気急上昇中の「食べても安全な口紅」を販売する口紅製造販売会社の敏腕女性社長だ。

(C) Tran Hieu
(C) Tran Hieu

 ザンさんはホーチミン市経済短期大学を卒業後、同市にある食品会社に就職した。仕事が早く勉強熱心だったザンさんは、すぐに販売店のリーダーに抜擢された。新卒で役職に就き待遇も良く、誰もが羨むような職場環境だったが、次第にプライベートにもう少し時間を割きたいと考えるようになった。

 同市で2年間働いたのちザライ省への転勤を申し出たところ、役職はそのままで故郷へ戻ることができた。転勤後も店舗のイベントの企画に尽力し、売上を赴任当初の数倍にも引き上げた。それでもザンさんは、漠然とではあったが自分自身で何かに挑戦してみたいという気持ちが止まず、あてもないまま勤続3年で会社を退職した。

 退職したザンさんは、ひょんなきっかけから口紅の製造販売をすることになる。当時妊娠中だった姉がどのような口紅を使ってもアレルギー反応が出てしまうのを見て、姉が安全に使える口紅を作りたいと思い立ったのが始まりだった。製造工程を独学で研究し、原材料は友人に頼んで海外から持ち帰ってもらい、失敗を幾度も繰り返したのちに納得のいく製品が完成した。

前へ   1   2   次へ
[Tran Hieu, Thanh Nien, 08:47 25/01/2018, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 「手編みバッグはビジネスではなく、ベトナムの手工芸品を守り続けたい、海外ブランドに劣らないオリジ...
 ベトナムでは化粧品の輸入額が急増しており、2017年における香料と製油の輸出入額は前年の倍に相当する...
 ハノイ市のテレビ局の女性司会者が、愛用していた濃色の口紅が原因で鉛中毒になり入院治療を受けている...
 アメリカ食品医薬品局(FDA)はこのほど、鉛成分が検出された400種類の口紅(正規品)の鉛含有率に関する...
 中央医薬品検査研究所は24日、国内で流通している口紅から発がん性のあるスーダン色素を検出したと明ら...
 保健省は5日、全国各省市の保健局に偽造品・密輸品売買防止指導委員会と協力し、供給元が明らかでない...
 ハノイ市でこのほど、発ガン性色素スーダンレッドを使用した口紅が発見された。これらの口紅は、中国で...
 ベトナム医薬品管理局化粧品管理課は7日、中国で発ガン性色素スーダンレッドを含む口紅が発見されたこ...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市場は売り先行で1073.61(▲5.22%)の安値で寄り付いた後、買いが入ったことで値を戻し、前場...
 米国によるベトナムへの46%の相互関税が発表されて以降、ベトナムに生産拠点を置く韓国企業は対応に追...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム人民軍およびベトナム人民公安に所属する経験豊富な消防士や医療従事者から成る救助隊は、1週...
 ハノイ市の北西約50kmに位置する北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン郡ビンソン村は、「ヘビ養...
 ベトナム商工連盟(VCCI)は6日、VCCIと在ベトナム米国商工会議所(AmCham)が連名で5日に米国の商務長官宛...
 韓国の化学素材大手SKCの子会社で、半導体テストソリューションを提供するISCはこのほど、北部紅河デル...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FP
 統計総局(GSO)の発表によると、2025年3月の外国人訪問者数(推定値)は前月比+8.5%増の205万4309人で、...
 統計総局(GSO)の発表によると、2025年3月の小売売上高(推定値)は前月比で+1.7%増、前年同月比では+10....
 統計総局(GSO)の発表によると、2025年3月の鉱工業生産指数(IIP)の伸び率は前月比で+12.0%増、前年同月...
 ドナルド・トランプ米大統領が発表したベトナムに対する「相互関税」について、トー・ラム書記長は4日...
 在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム)がベトナムに進出している欧州企業を対象に実施した2025...
 統計総局(GSO)によると、2025年1~3月期の失業率は若干低下し、労働者の平均月収は大きく改善したとい...
 文化スポーツ観光省は、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)記念の広告ロゴを発表...
トップページに戻る