中央医薬品検査研究所は24日、国内で流通している口紅から発がん性のあるスーダン色素を検出したと明らかにした。それによると、同研究所がハノイ市と北中部クアンビン省の市場で販売されている口紅24サンプルを検査した結果、HengFang、Shilulan、Lipbalmの中国企業3社のリップバーム9サンプルからスーダン色素を検出したという。これらの製品には保健省の化粧品登録記号がなかった。
また、検査対象となった上記3社の口紅8サンプルと▽Avon▽Rhoto▽E’z up▽Essance▽Rosseブランドの7サンプルからは同色素は検出されなかった。これまで、口紅の発色をよくするためのリップバームにはスーダン色素が含まれている可能性が低いと見られていた。同研究所は消費者に供給元が明らかでない無登録の化粧品を購入しないよう呼びかけている。