仕入れたトウモロコシは分類され、120kgの袋ごとに販売される。テト(旧正月)後はトウモロコシの収穫期に入るため、倉もにぎやかになる。一方、9月ごろになるとメコンデルタ地方は洪水の季節に入り、売買も寂れた様相になる。
(C) vnexpress |
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各倉は土地を借り、10人近い従業員を雇う。トウモロコシを載せたトラックが倉に着くと、すぐに分類し、かごに分けて入れる。「積み下ろしは男性が、選別は女性が行います。彼らには1日20万~30万VND(約1000~1500円)を支払っています」と、別の倉主のドゥオンさんは語った。
この市場で取り扱うトウモロコシは、主に粒が白いものと黄色いものの2つだ。トウモロコシは4種類に分類する。最も美味しいのは、大きく、若すぎず熟しすぎず、粒が揃っていて皮が新鮮なものだ。こうしたトウモロコシの卸売り価格は1本3500VND(約17円)になる。
他のものは1kgあたり約7000VND(約35円)だが、サイズや熟し具合によって価格が下がる。「中でも熟しすぎたものや害虫がついたもの、粒が少ないものは家畜のエサになります。トウモロコシがおいしいかどうかは、ヒゲと皮を見ればわかります」とリーさん。
市場は今日も1日中、売り手と買い手の車があわただしく行き交っている。