チャン・ミン・コアさん(22歳)は、満足のいく衣装や付属品、かつらをそろえるため、準備に丸1か月以上をかける。更に、立ち姿などもキャラクターに似せるため、鏡の前に立って動作を練習しなければならないという。
(C) tuoitre |
ベトナムでは、平均して1年間に大小およそ20のコスプレイベントが開催されている。ベトナムのコスプレは国内だけにとどまらず、海外でも認められつつあり、タイやシンガポール、フィリピン、マレーシア、そしてコスプレのメッカともいえる日本での国際的なコスプレイベントにベトナムのコスプレイヤーが招かれるようになっている。
コスプレは、コスプレイヤー向けのサービスも生み出している。衣装や付属品の販売店およびレンタル店のほか、写真撮影、メイクなどのサービスが主だ。更に、コスプレイヤー向けにキャラクターの衣装や付属品を製作し、販売してお金を稼ぐ人もいる。
ホーチミン市のダン・ズイ・ハイさん(32歳)は、「コスプレの付属品を作るのはとても難しいです。細部までこだわってようやく良いものができます。大変ですし時間もかかりますが、自分の作ったものでお客さんが満足してくれると嬉しいですね」と語った。