毎年、テトの時期になると、花通りには新しいテーマが掲げられ、花々と共にベトナム南部の田舎の生活様式を通じて民間文化が再現される。水田や緑豊かなとうもろこし畑の再現は、訪れる人々に面白くも温かい、また新鮮ながらも懐かしい気持ちを抱かせる。
(C) vnexpress, グエンフエ通り |
(C) VIETJO, フラワーロード準備中のグエンフエ通り |
(C) VIETJO, フラワーロード準備中のグエンフエ通り |
2015年4月、ホーチミン市は4300億VND(約21億6000万円)を投じて、グエンフエ通りを全長670m、幅64mの歩行者天国に改修した。ホーチミン市人民委員会庁舎からバクダン船着場まで続く歩行者天国には、花崗岩のタイルが敷き詰められ、2つの噴水が設置されたほか、街路樹が植えられた。
広場の地下には監視センターと、音楽や噴水、照明の制御センター、近代的な公衆トイレなどが備えられている。毎日数千人の人々がこのグエンフエ歩行者天国を訪れ、遊んだり、写真撮影をしたりして各々楽しんでいる。
2015年5月17日には、故ホー・チ・ミン主席生誕125周年を記念して、歩行者天国に生まれ変わったグエンフエ通りの象徴となる、同主席の新たな銅像の除幕式が行われた。
200年以上にわたる形成と発展の歴史の中で、グエンフエ通りは時代に合わせて変化してきたが、今日もなお、ホーチミン市で最も美しく、近代的な通りとして人々を寄せ集めている。