高値で売れるため、多くの農民が野ネズミ捕りに繰り出している。野ネズミ捕り名人のティーさんは1か月ほど前から、農作業の休みの日になると朝6時から野ネズミ捕りに出かけ、午後1時頃家に戻って丸焼きにし、市場で売っている。1日当たり8~10kg捕獲でき、多い日は17kgに達する時もある。村内の野ネズミはほぼ捕り尽くしたため、最近は別の村に遠征している。
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コーズン村人民委員会のグエン・ザイン・マウ副主席は、コーズン市場の野ネズミ市は以前から行われているが、北部では唯一の場所だと胸を張る。コーズン村だけではなく、近隣の村からも売り手が集まり、1000匹入荷する日があっても、きれいに売れてしまうという。
マウ副主席によると、捕獲の季節がピークを過ぎると入荷が減り、供給が需要に追いつかなくなる。ただし、家や工業団地、ドブで捕まえたネズミを、野ネズミに混ぜて売ることはないという。目で見ただけで判別できるし、野ネズミは悪臭を発しないからだ。
マウ副主席は「野ネズミ肉が名物になってから、村内で稲のネズミ被害が少なくなりました。農民は野ネズミ捕りで副収入を得られるようになって一石二鳥です」と顔をほころばせた。