また、この市場が稼げるとみて多くの外国人が参入しているという。ホーチミン市エイズ防止委員会のエイズ相談員と共に1区の9月23日公園を訪れると、多くの外国人男性が女性客を待っている様子だった。
(C)Tien phong、9月23日公園で客を待つ外国人男性 |
南アフリカ人の26歳の青年は、ホーチミン市に観光ビザで入ってから2年経つが、パスポートを紛失したため国に帰れないといい、生活するために男娼になったと語った。1晩で2~3人の客を取ることもあるが、ゼロの時もある。女性達は1回当たり50~100ドル(約5040~1万0100円)支払ってくれるという。彼らは公園の他、インターネットでも客を見つけている。
市エイズ防止委員会によると、男性同性愛者のHIV感染率は2011年の14%から2012年には約20%に上昇した。同委員会のグエン・ティ・フエ医師は、多くの売春夫は男性とも女性とも関係を持つため、HIV感染が広まる恐れがあると警鐘を鳴らしている。