ベトナムの山岳民族、モン族の血を引くブレンダ・ソング(23歳)は、女優、モデル、司会者、歌手としてアメリカの芸能界で活躍する若きスターの1人だ。ディズニーチャンネルが放送したテレビドラマ「スイートライフ」での大金持ちのお嬢様役やテレビ映画「カンフー・プリンセス・ウェンディー・ウー」では主演を務めるなど、ディズニーで最も重要な女優の1人に数えられている。また、2011年のアカデミー賞3部門受賞の「ソーシャル・ネットワーク」にも出演している。
(C) Dat Viet |
カリフォルニア州カーマイケル出身のブレンダは1987年3月27日、モン族出身の父とタイ系アメリカ人の母の間に生まれた。父親は教員、母親は主婦で、1976年に一家でアメリカに移住して来た。ブレンダはよく自分の父が母に捧げる愛こそが、自分にとって理想の愛情の形だとコメントする。彼女はこれをモン族のスピリットだという。「父はよく故郷の話をしてくれましたが、その中でも特に好きだったのは"愛の市場"の話でした。」と彼女は語る。
現在、ブレンダは女優として多くの賞を受賞し、出演料も日に日に上がっている。彼女の芸歴は長く、6歳の頃から映画に出演するようになった。「始めはサンフランシスコでモデルをしていました。その頃はシンディ・クロフォードのようになりたいと思っていました。それでモデル会社に登録し、色々な仕事をするようになりました。モデルの仕事には満足していましたが、もう一歩踏み出したかった。CMに出演したのをきっかけに、テレビの道へ入りました。」