日本人夫婦がベトナム農村に橋をプレゼント

2011/04/10 08:10 JST配信

 以前、彼らはベトナムのことについてベトナム戦争を通じて知っているにすぎなかった。今ではたくさんの日本の会社がベトナムに投資しているが、多くの日本人はこの国の経済状況についてほとんど知らないのが現状だ。夫妻は自分たちが架けた橋を通じて、ベトナム人と日本人がより近くなればいいと願っている。

(C)Vnexpress, Ha Thanh
(C)Vnexpress, Ha Thanh

 橋を贈る他に、夫妻はストリートチルドレンへの支援も行っている。夫妻は自らの年金から、ホーチミン市のトゥードック区、ビン・チエウ発育センターの18人の子どもたちに寄付をした。夫妻は同じようにベトナムの子供を支援したいという友人たちとの会にも参加している。腰痛でベトナムに来られなかった時、会を通じて、その飛行機代を子どもたちに寄付したという。

 世界経済が依然として振るわない状況の中で、路上で物売りをする子どもたちの品物もなかなか売れない。ヒロミさんはこれを聞くと、ためらわずそれを買うだけでなく、他の日本人にも彼らを支援するために買おうと呼びかける。「日本人はハンドメイドの手工芸品が好きなのよ。」ヒロミさんは笑顔でそう言う。

 彼らは自分たちの小さな行いが路上の子どもたちの顔から涙を消し、農村の経済が発展して彼らの生活がより楽になることにつながることを願っている。

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[Hà Thanh Vnexpress29/1/2011, 10:07 GMT+7 U]
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