- 公用アカウント・パスワードの使用厳禁
- 自身の知識や経験と組み合わせて活用
- 提供するデータや情報にも配慮が必要
科学技術省は、公務員をはじめとする公的機関・組織の職員が、業務のサポートとして大規模言語モデル(人工知能=AIチャットボット)を効果的かつ安全に活用するためのガイドラインを発表した。
![]() (C)Bao Chinh Phu |
ガイドラインでは、情報の機密保持が重視されており、公用メールや内部システムと同じアカウント名・パスワードでAIチャットボットを利用しないこと、国家機密や個人情報、内部資料、著作権・知的財産権を侵害するような内容を入力しないことなどが求められている。
また、AIチャットボットに提供するデータや情報が、ベトナムの歴史、文化、倫理、地理、政治的立場、主権、公序良俗に反しないよう配慮する必要がある。
さらに、提供する情報の正確性や文脈への適合性を十分に確認し、AIチャットボットの出力結果をそのまま鵜呑みにするのではなく、自身の知識や経験と組み合わせて活用するなど、利用者には責任ある使い方が求められる。
なお、利用者が退職または異動した場合は、当該アカウントを速やかに無効化する必要がある。