ハノイ:メトロ3号線トンネル掘削工事で事故、路地が泥だらけに

2025/02/24 15:20 JST配信
  • 地下鉄トンネル掘削工事で事故
  • 路地に泥水噴出で15世帯が避難
  • 今後も同様の現象が起きる可能性

 ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間)のトンネル掘削工事でトラブルが発生し、20日から21日にかけて、バーディン区ザンバンミン(Giang Van Minh)通り7番地の路地に泥水が噴出して辺り一帯が泥だらけとなった。

(C)VTV
(C)VTV

 この事故は、トンネル掘削時に使用される掘削添加剤が地表に逆流して発生したもの。地下に放置された古井戸や排水管などの構造物が空洞を形成し、その隙間から掘削添加剤が地表に噴き出したとみられる。この地区には約30世帯が居住しており、安全のため15世帯が一時避難した。

 今回の事故を受け、事業主である同市メトロ管理委員会(MRB)が地域住民に謝罪し、吸引車や清掃車、作業員を動員して復旧作業に努めている。

 MRBによると、トンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)は、まだこのエリアを完全に通過しておらず、今後も同様の現象が発生する可能性があるとのことで、MRB、請負業者および工事監督コンサルタントが現場で監視を続けている。

[VTV 11:55 21/02/2025 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間)のトンネル掘削工事でトラブルが続いている。泥...
 ハノイ市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MRB)は、同市メトロ3号線(ニョン~ハノイ駅区間)地下区間工事で、...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市の洋菓子店「ル・プチ・ローラン(Le petit Roland)」は、南部解放・南北統一50周年を記念...
 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)記念事業の一環として、ホーチミン市1区人民...
 栃木県鹿沼市の市文化活動交流館芝生広場で4月19日(土)、「2025ベトナムフェスティバルinかぬま」が初...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2025年4月4日、ベトナム戦争末期の米軍による「オペレーション・ベビーリフト」の航空機墜落から50年を...
 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は16日、ハノイ市で行われたグエン・チー・ズン副首相との会談で...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センターで16日夜、ベトナムにおける3件のプロジェクトを対象と...
 政府は15日、少額取引決済向けのモバイルマネーの試行期間を延長する決議第87号/NQ-CPを公布した。 ...
 ライオン株式会社(東京都台東区)は、ベトナムの持分法適用関連会社で、医薬品・医療機器の製造販売を中...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、フェニカー大学(Phenikaa University、ハノイ市)を、「構成大学と...
 ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は4月19日、4月30
 ブイ・タイン・ソン副首相は15日、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲5.0%減の6...
 ベトナム航空局(CAAV)によると、2025年1~3月期の航空各社の旅客輸送量は前年同期比+9.2%増の約2070万...
 ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フ...
 日本の財務省が発表した2025年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比2.35...
トップページに戻る