- 2025年からフエが中央直轄市に
- 面積4947km2、人口約124万人
- 都市化率より都市開発の質など重視
国会は30日、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市を中央直轄市とする決議案を賛成多数で可決した。同決議は2025年1月1日に発効する。
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中央直轄市となるフエ市は面積4947km2、人口約124万人で、南中部沿岸地方ダナン市や同クアンナム省、北中部地方クアンチ省に接しており、西はラオス、東は南シナ海に面している。
国会常務委員会は、フエ市が中央直轄市としては都市化率や1人当たり平均所得が低いとの指摘に対し、同市には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されたフエの建造物群をはじめ、固有の歴史・文化的価値があり、これを保存し促進する重要な任務を有しており、都市化率よりも都市開発の質と持続可能性が重視されると説明した。
現在のトゥアティエン・フエ省の地名をつけている機関・組織は今後、名称を変えて運営を続ける。計画によると、中央直轄市設立後のフエ市は郡レベルの行政単位が9つとなる。内訳はフースアン区(フオン川北側)とトゥアンホア区(同南側)の2つの区、3つの町(まち)、4つの郡。村レベルの行政単位は133(78の村、48の街区、7つの町(ちょう))となり、現行より8つ減ることになる。