- VTP事件関与でHCM元書記も処分へ
- 共産党中央監査委員会が処分を提案
- HCM人民委前主席らにも処分求める
ベトナム共産党中央監査委員会はハノイ市で6日と7日に開いた会合で、ホーチミン市共産党委員会常務部、および同市人民委員会党幹事部など複数党機関・党員の違反を審査し処分を決定した。権限外の党機関・党員については上級機関に処分を提案した。
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中央監査委員会は、◇2011~2016年任期と2016~2021年任期のホーチミン市人民委員会党幹事部、◇2010~2015年任期の同市建設局共産党委員会、◇同任期の同市資源環境局共産党委員会、◇2015~2020年任期の同市財政局共産党委員会、◇同任期の同市計画投資局共産党委員会の各党機関に対し、警告処分を科した。
また、◇2015~2020年任期の同市建設局共産党委員会、◇同任期の同市資源環境局共産党委員会、◇グエン・トアン・タン資源環境局長については、けん責処分とした。
2010~2015年任期の同市共産党委員会常務部で元政治局員 兼 同市共産党委員会元書記のレ・タイン・ハイ氏(男性・74歳)、同市人民委員会のレ・ホアン・クアン元主席とグエン・タイン・フォン前主席については、上級機関に処分の決定を求めた。
中央監査委員会は、華人系不動産大手VTPグループ(Van Thinh Phat Group、ホーチミン市)と、総合商社AICグループ(AIC Group、ハノイ市)の複数の違反事件にハイ氏が関与したと指摘しており、処分に値するとした。
政治局はこれに先立つ2020年3月、ホーチミン市直轄トゥードゥック市トゥーティエム新都市区開発事業における違反にハイ氏が関与したとして、民主主義的中央集権主義(民主集中制)に違反し、管理・監視・検査を怠り責任を果たさなかった元書記の資格を抹消した。