- 在豪越僑35万人、米日に次ぐ3番目の多さ
- 訪豪のチン首相が少数民族認定を要請
- オーストラリア政府は「真剣に検討」と回答
オーストラリアを公式訪問したファム・ミン・チン首相は、首都キャンベラで7日午後、在オーストラリア・ベトナム外交機関の幹部および同国在住ベトナム人コミュニティの代表者らとの懇談会に臨んだ。
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チン首相はこの席で、オーストラリアの首脳陣らと会談した際に同国在住ベトナム人を「少数民族」として認定するよう要請したところ、オーストラリア側から「真剣に検討する」との回答を得たと述べた。
在オーストラリア・ベトナム大使館によると、これまでにオーストラリアの8つの州とテリトリー(準州)のうち、4つの州と準州が、ベトナムに貿易駐在員事務所を設置している。ベトナムはオーストラリア人の観光目的地でトップ10にランクインしており、オーストラリアのベトナム人留学生数は3万2000人を数える。
在オーストラリアのベトナム人コミュニティは約35万人から成り、同国で5番目に大きな外国人コミュニティとなっている。これは、世界各国のベトナム人コミュニティの規模で、米国と日本に次ぐ3番目の多さ。
懇談会に参加した越僑らは、近年の祖国の飛躍的な成長に喜びを表明。チン首相の訪問を機に、両国関係が最高レベルの包括的・戦略的パートナーシップに格上げされたことで、あらゆる分野における両国間協力が一層強化されるとの確信を示すとともに、ベトナム人コミュニティとして祖国の発展に貢献したいとの希望を語った。