- 過去6回の競売は入札なし、流札に
- 7回目の競売は1月29日に実施
- 全長22.0m、全幅5.3mのクルーザー
南中部沿岸地方ビンディン省クイニョン市のベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)クイニョン支店は、同支店が債権を回収するため担保として差し押さえたFLCグループ[FLC](FLC Group)所有のクルーザー「FLCアルバトロス号(FLC Albatross)」の競売を改めて発表した。
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このクルーザーは2022年10月に初めて競売にかけられ、これまでに6回の競売が行われたが、いずれも入札がなく流札となった。
競売は1月29日にミンファップ・オークション(MP Auction、ホーチミン市)が行う予定。最低入札価格は232億VND(約1億4000万円)に引き下げられ、初回の価格から▲125億VND(約7500万円)の引き下げとなる。競売に参加するには23億2000万VND(約1400万円)のデポジットが必要となる。
「FLCアルバトロス号」は全長22.0m、全幅5.3m。2017年にポーランドで造船され、2018年にベトナムで登録された。
なお、BIDだけでなく、FLCの債権者であるフオンドン銀行[OCB](Orient Commercial Bank)も、FLCのチン・バン・クエット元会長が所有していた超高級車「ロールス・ロイス(Rolls-Royce)」や不動産を差し押さえ、競売にかける形で資金回収に努めている。