南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市にある人気バインミー(ベトナム風サンドイッチ)店「バインミーフオン(Banh Mi Phuong)」の店主チュオン・ティ・フオンさん(女性)はこのほど、今月中旬に発生した集団食中毒について、店舗と個人のフェイスブック(Facebook)上で謝罪コメントを発表した。
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フオンさんはこの中で、被害に遭った顧客に謝罪するとともに、営業再開後は、最高に安全で最高に美味しいバインミーを提供することを誓った。フオンさんは今回の食中毒発生について、「原材料の管理過程で食品衛生管理が徹底されていなかった」とし、店舗側の責任を認めた。
同店によると、現在は食品安全衛生局が採取したサンプルの検査結果を待っている段階で、食中毒発生の原因究明に向けて保健当局に協力しているとのこと。また、店舗代表者が入院中の患者のもとを訪問し、食中毒の発症や症状などについて話を聞いた。
フオンさんは、改めて顧客に謝罪の言葉を述べ、創業34年の歴史を持つ「バインミーフオン」の信頼回復に努める意向を示した。なお、今回の食中毒騒動では、外国人を含む少なくとも150人が、同店舗のバインミーを食べた後に食中毒を発症して入院したり、医療機関で治療を受けたりした。