ホーチミン市内務局が3日に開かれた会議で明らかにしたところによると、同市では中心部の6つの区が3年以内に合併する形で再編される見通し。
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対象となる中心部の6つの区は、◇3区、◇4区、◇5区、◇10区、◇11区、◇フーニュアン区。
行政単位の基準・分類に関する国会官房の文書第19号/VBHN-VPQHによると、「区」として求められる基準には、◇面積35km2以上、◇人口15万人以上、◇街区数10か所以上などがある。
また、2023~2025年の行政単位再編に関する政府決議第117号/NQ-CPでは、面積が基準の20%未満で人口が基準の200%未満の区を合併するとしており、つまり面積7km2未満で人口30万人未満の区が再編対象となることを意味する。
これに照らし合わせると、前述の6つの区はいずれも人口が30万人未満、面積も7km2未満となっており、「区」として求められる基準を満たしていない。
なお、行政単位の再編を行うに当たっては、区内の有権者に意見聴取を行う必要があると規定されている。有権者の過半数が合併に賛成した場合、各レベル人民評議会が討議・投票により合併を決定し、最終的に国会常務委員会で承認される流れとなる。