4月30日未明にホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)で使用する車両がスプレーで落書きされた事件で、同市警察は捜査を完了し、同市人民委員会宛てに報告の公文書を送付した。
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メトロ1号線の車両は、同市直轄トゥードゥック市のロンビン街区にあるデポで保管中に落書き被害に遭った。監視カメラの確認や現場検証の結果、2人の外国人男が犯人として浮上した。
1人はベラルーシ人のI・S氏(男・30歳)で、もう1人は国籍不明。S氏は過去3回ベトナムに入国したが、落書き事件後の5月3日に出国し、シンガポールに渡った。警察は引き続きS氏に同行していた外国人男性の行方を追っている。
メトロ1号線では、2022年6月にも車両の落書き事件が発生している。
請負業者などの関係者は、監視カメラや照明を増やすなどしてデポの警備を強化している。なお、警察は地元住民に対し、メトロ1号線の車両を含む各種施設や機械設備の監視に協力し、落書きなどの行為が疑われる不審者がいれば通報するよう呼び掛けている。