ベトナム祖国戦線幹部育成科学研究センターと地域社会開発研究サポートセンター(CECODES)、国連開発計画(UNDP)は12日、ベトナムの各省・市における「統治・行政・管理効果指数(PAPI)」の2022年版調査結果を発表した。PAPI調査は2011年から12年連続で実施されている。
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PAPIは、◇国民の参加度合い、◇公開性・透明性、◇国民に対する説明責任、◇公共部門での汚職取り締まり、◇行政手続き、◇公共サービスの提供、◇環境ガバナンス、◇eガバナンスの8つの指標から成る。2022年版は全国63省・市の1万6117人を対象に調査が行われた。
調査結果によると、PAPIが最も高かったのは東北部地方クアンニン省の47.88ポイント。指標別で見ると同省は、◇公開性・透明性、◇国民に対する説明責任、◇行政手続き、◇eガバナンスの4指標で最高レベルの評価を受けた。
PAPIの2位は東南部地方ビンズオン省の47.45ポイント、3位は北中部地方タインホア省の46.02ポイント、4位は南中部沿岸地方ニントゥアン省の46.00ポイント。ハノイ市は43.90ポイントで高いレベルに入ったのに対し、ホーチミン市は41.02ポイントで中低レベルに入っている。
「公共部門での汚職取り締まり」の指標では、東南部地方ビンズオン省が7.94ポイント(10ポイント満点)と評価され、全国トップを維持した。
同指標は、◇地方政府における汚職取り締まり、◇公共サービスの提供における汚職取り締まり、◇人材採用における公平性、◇汚職との戦いに対する決意の4項目に基づいて評価されている。
中央直轄市の5市の「公共部門での汚職取り締まり」指標は、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:6.89、◇ハノイ市:6.80、◇南中部沿岸地方ダナン市:6.60、◇南部メコンデルタ地方カントー市:6.54、◇ホーチミン市:6.32だった。