ホーチミン市人民委員会は19日に開いた会合で、市民と観光客のトイレ需要を満たすべく、同市1区のカフェ・レストラン100軒でトイレの無料使用が可能になると発表した。これらのトイレには、案内看板が取り付けられた。
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1区人民委員会のレ・ドゥック・タイン主席によると、同区には現在、4つの市場、7つの公園、1つのバス停、1つの居住区に計18か所の公衆トイレがある。同氏は、「1区には多くの店舗やホテル、商業施設があるため、人々のトイレ需要に応えるには有利な環境だ」と説明。一方、公衆トイレの新規設置については、予算が限られているので難しい状況だという。
また同氏はこの席で、1区に公衆トイレ5か所を新たに設置すべく、市が予算を拠出するよう提案した。この他、1区では20日、老朽化した公衆トイレの改修プロジェクトもスタートした。
なお、英国の住宅設備機器メーカー「Qs supplies」が先日発表した、世界の観光都市の公衆トイレに対するアクセス状況に関する調査レポートによると、ベトナムの2大都市であるホーチミン市とハノイ市は調査対象となった69都市中、それぞれ66位と67位となり、最低ランクだった。