- ミャンマーで地震、ベトナムにも影響
- ハノイやホーチミンの高層ビルが揺れる
- ネピドーでは道路に亀裂、建物にも被害
地球物理学研究所によると、ベトナム時間午後1時20分頃、ミャンマー付近を震源とするマグニチュード7.3の大きな地震が発生した。震源の深さは約10km。この地震により、ベトナムのハノイ市とホーチミン市でも揺れが観測された。
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一方、米国地質調査所(USGS)は地震の規模をマグニチュード7.7と推定。震源をミャンマー中部のマンダレー付近と発表した。現時点で、今回の地震による被害や死傷者に関する具体的な情報はないが、近隣各国でも揺れが観測されている。
ホーチミン市では、1区やフーニュアン区、11区などの高層ビルが揺れたため、住民や会社員が慌てて外に避難する姿が見られた。ハノイ市でも、バックトゥーリエム区やホアンマイ区、ハドン区などで高層ビルが揺れた。
ハノイ市にあるマンションの16階に住むLさんは、「こんなにはっきりと体感できる地震は子供のときに体験して以来です。かなり揺れたため、住民の多くがパニックに陥りました」と話した。同じく同市の高層マンションに住むGさんは、「揺れは5分くらい続きました。家具が揺れて怖かったです」と語った。
隣国タイの首都バンコクでは、地震により地下鉄が一時運行を停止。インドのニューデリーや中国の雲南省でも揺れを観測され、ミャンマーの首都ネピドーでは道路に亀裂が走り、建物の天井が落下したといった被害情報も流れ始めている。