- 訪日者・非訪日者ともに日本食に関心
- 日本食を食べる頻度は月1~3回程度
- 情報収集方法は「SNS」が8割超
株式会社モニタス(東京都港区)は、ベトナムの決済アプリ「モモ(MoMo)」を運営するオンラインモバイルサービス社(Mサービス=M_Service)と連携し、同サービスのユーザーを対象とした「ベトナム人の日本文化に関する実態調査」の結果を発表した。
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「MoMo」はベトナム国内で3000万人以上が登録するFinTechアプリを軸として急成長するプラットフォーマーで、決済額シェアNo.1を誇る。モニタスは今回、「MoMo」ユーザーである18歳以上のハノイ市・ホーチミン市在住ベトナム人1200名(過去2年間の訪日者287人、非訪日者913人)を対象にオンライン・モバイル調査を実施した。
製品・文化に関心のある国を聞いたところ、訪日者のトップ3は「日本(82.2%)」、「韓国(43.2%)」、「中国(40.1%)」だった。一方で非訪日者のトップ3は「韓国(47.2%)」、「日本(46.6%)」、「中国(42.4%)」で、非訪日者の場合でも製品・文化に関心のある国として「日本」が2位に入った。
関心のある日本文化では、訪日者・非訪日者ともに「日本食(寿司、刺身、ラーメン、焼肉、鍋料理など)」、「有名な観光地(富士山、京都、東京など)」が人気で、訪日者は「日本食」約7割、「有名な観光地」約6割を占め、非訪日者でも「日本食」約5割、「有名な観光地」約4割を占める結果となった。非訪日者の場合、「電子機器、テクノロジー、自動車」が約4割を占めた。
日本食を食べる頻度を聞いたところ、訪日者では「月1~3回程度(31.7%)」が最も多く、次いで「週1回~5回程度(30.7%)」となった。一方で非訪日者も「月1~3回程度(31.0%)」が最も多く、次いで「4か月に1回以下(22.0%)」という結果だった。週1回以上日本食を食べる割合は訪日者で37.1%、非訪日者で16.8%となり、訪日者と非訪日者では約2.2倍の差があった。
ベトナムで日本の製品・食品を購入する頻度について、訪日者では「月1~3回程度(33.5%)」、「週1~5回程度(23.3%)」、「4か月に1回以下(18.1%)」。非訪日者では「4か月に1回以下(28.9%)」、「月1~3回程度(23.8%)」、「ベトナムで日本製品を買ったことがない(18.3%)」という結果だった。
ベトナム現地で日本製品・食品を購入する場所を聞いたところ、「オンラインショッピングサイト」が最も多く、訪日者・非訪日者ともに約6割を占めた。次いで「スーパーマーケット」も訪日者で45.2%、非訪日者で45.3%と続いた。
現地ベトナム人にとって、もっと知りたい日本の情報トップ2は、訪日者・非訪日者ともに「日本食」、「アニメ、漫画、ゲーム、コスプレ」となった。訪日者の場合「日本食(46.7%)」、「アニメ、漫画、ゲーム、コスプレ(43.2%)」、「ライフスタイル、考え方(31.4%)」で、非訪日者の場合「日本食(41.0%)」「アニメ、漫画、ゲーム、コスプレ(33.3%)」、「旅行(27.8%)」という結果だった。
現地ベトナム人の普段の情報収集方法は、訪日者・非訪日者ともに「SNS」が8割超、「ネットのニュースサイト」が約6割とネットでの情報収集が圧倒的に浸透しており、日本に関する情報収集も訪日者・非訪日者ともに「SNS」が75%以上を占めた。