- ベトナム映画のプレミアイベントで炎上
- 救急車の不適切使用で問題に
- 救急車の運転手に罰金約1.48万円

ホーチミン市で26日夜に開かれたベトナム映画「Am Duong Lo(仮訳:陰陽路)」のプレミアイベントで、救急車が不適切に使用されたことが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で議論を呼んだ。
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映画の内容が救急車の運転手たちの知られざる苦労を描いたものということもあり、警告灯を点灯させ、サイレンを鳴らして会場に到着した救急車から出演者が登場するという演出だった。しかし、世論の反発を受けて制作側は同日中に、映画の公式ファンページとプレスリリースを通じて公に謝罪した。
また同日、ホーチミン市保健局は特別チームを設置し、イベントで使用された救急車について調査した。
使用された車両は、保健局が許可している救急搬送業務を実施することができる施設に所属する車両には含まれておらず、2024年にはインターネット上で違法な広告を行ったとして処分を受けたことがあった。
車両の所有者は同市8区にある企業で、違法広告と救急業務に関する規定違反で処分を受けた後、解散している。また、当該車両を所有していたのは同8区の企業の代表者だったが、警告灯の使用許可は別の会社に対して発行されており、警告灯の使用許可を得ていたこの会社もすでに解散している。
同日夜、交通警察は問題となった救急車の運転手に事情聴取し、250万VND(約1万4800円)の罰金を科し、警告灯の使用許可を取り消した。