ホーチミン市では11日も、早朝からガソリンスタンドに給油を求める多数のバイクが押し寄せた。配車サービスのバイク運転手らは「商売上がったり」と嘆いている。
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8区在住の運転手クオック・チュンさんは、8か所のガソリンスタンドを回った。各ガソリンスタンドが、バイク1台に対するガソリンの販売額の上限を5万VND(約303円)に制限しているためだ。客から配車の依頼を受けても、ガソリンが足りないため断らざるを得なかったという。ガソリン価格が下がって喜んだのもつかの間、このような状態になって落胆している。
配車サービスのバイク運転手の1日当たりの収入は70万~90万VND(約4240~5450円)、時に100万VND(約6060円)を超えることもある。しかし現在は30万~40万VND(約1820~2420円)まで減っている。ある運転手は「ガソリンを入れるのに数時間もかかっていては、まともに稼げない」と話した。
ホーチミン市直轄トゥードゥック市在住のバイク運転手ドゥック・ミンさんは、東南部地方ドンナイ省まで給油しに出かけたが、時間がかかりすぎると感じ、アプリを終了して家に帰った。「労力の無駄遣いだ。ガソリン供給が正常化するまで、配車サービスの仕事は休むことに決めた」と語った。