ベトナムデジタルコンテンツ著作権センターはこのほど、ベトナムにおけるインターネット上の著作権違反とその対策に関するセミナーを開き、2022年上半期(1~6月)に、ベトナムにおいて著作権違反のあるウェブサイト約500件の接続を遮断したことを明らかにした。
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このセミナーは、情報通信省傘下のラジオ・テレビ・電子情報局がクリエイティビティ・エンターテインメント・アライアンス(Alliance for creativity and entertainment=ACE)、米モーション・ピクチャー・アソシエーション(Motion Picture Association=MPA)と共催したもの。
同センターによると、デジタル環境における著作権違反は様々なプラットフォーム上で公然と行われており、一般的な違反行為としては、ライブストリームやSNS、ウェブサイト上での直接の配信、コンテンツのコピー、動画を加工した上での投稿などがある。
アナリスト会社メディア・パートナーズ・アジア(Media Partners Asia=MPA)によると、ベトナムではオンライン動画の著作権違反がますます一般化しており、海賊版コンテンツの視聴者数は2022年に1550万人、損害額3億4800万USD(約480億円)、合法動画業界の売上の18%相当に達する。
この状況を抑制できない場合、2027年には著作権違反コンテンツの利用者が1950万人に増加し、損害額は4億5600万USD(約620億円)にまで拡大すると予想される。