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　ベトナム共産党中央監査委員会はこのほど、証券市場活動の管理に関する任務を怠ったとして国家証券委員会(SSC)の共産党委員会とその責任者を処分することを決定した。

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　同決定によると、2015～2020年と2020～2025年任期のSSC共産党委員会を警告処分とする。また、ホーチミン証券取引所(HSX)の共産党委員会書記と社長を兼務するレ・ハイ・チャー氏を党除名処分とし、SSC共産党委員会書記とSSC会長を務めるチャン・バン・ズン氏は共産党の全職務を罷免する。

　このほか、複数の上級幹部についても警告処分とする。

　この背景には、株の不正取引に関する企業幹部の逮捕が相次いでいることがある。3月末に急成長中の新興不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)のチン・バン・クエット会長ら複数が、4月半ばにはコメ輸出大手ルイスホールディングス(Louis Holdings)のドー・タイン・ニャン会長とチーベト証券[TVB](Tri Viet Securities)のドー・ドゥック・ナム社長が株価操縦容疑で逮捕された。