公安省傘下の捜査警察機関は20日、コメ輸出大手ルイスホールディングス(Louis Holdings)のドー・タイン・ニャン会長とチーベト証券[TVB](Tri Viet Securities)のドー・ドゥック・ナム社長を、株価操縦容疑で起訴・逮捕した。
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公安省の事務局長と報道官を兼任するトー・アン・ソー中将が同日明らかにした。このほか、ニャン容疑者とナム容疑者を支援したとして、ルイスホールディングスのチン・ティ・トゥイ・リン最高総務責任者(CAO)とTVBの金融サービススタッフであるレ・ティ・トゥイ・リエン氏も、同じく株価操縦容疑で逮捕された。
これまでの捜査結果によると、ニャン容疑者とナム容疑者らは共謀して、2021年1月1日から2021年10月6日にかけて、多数の証券取引口座を通じてルイスホールディングス傘下で建設や合併・買収(M&A)事業を手掛けるルイスキャピタル[TGG](Louis Capital)株やルイスランド[BII](Louis Land)株などの売買を繰り返し行う形で株価を不正操作した。
得た不正利益は、数千億VND(1000億VND=約5億6000万円)規模になるとみられる。公安省は、投資家に巨額の損失を被らせ、証券市場に悪影響を及ぼしたと指摘している。