テト(旧正月)の大型連休が目前に迫り、全国各地で里帰りを始める人々が増えている。こうした中、保健省は地方自治体宛てに公文書を送付し、テト期間中に帰省する人々に隔離措置を適用しないよう要請した。
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帰省中に咳や発熱、息苦しさなどの症状が出た場合、人との接触や移動を制限し、地元の保健当局に申告する。地元当局は現行規定に従い新型コロナウイルス検査を行うなどして対応する。
省・市レベルの地方自治体は、帰省者に対する地元当局の対応を監視・検査し、不適切な措置の適用を阻止しなければならない。
保健省が地方自治体に公文書を送付した背景には、一部の地方自治体が新型コロナ対策と称し、感染者が多い都市部からの帰省者がいる世帯の門を施錠して外出できないようにしていたことが分かり、大きな波紋を呼んだことがある。
ファム・ミン・チン首相はこれに先立つ19日、各省・市人民委員会宛てに首相公電第64号/CD-TTgを送信し、政府の方針と保健省のガイダンスに反する不適切な措置を適用して帰省者を苦境に立たせることを禁止した。
国民の新型コロナウイルスワクチンの接種率は高い水準となっている。18歳以上の成人人口の1回目・2回目の接種率はそれぞれ100%、95.6%に達しており、3回目の接種率も18.6%となっている。
12~17歳の未成年者の接種率も、1回目が94.1%、2回目が82.2%に達している。なお、11歳以下の未成年者の接種はまだ始まっていない。