ホーチミン市人民委員会のゴ・ミン・チャウ副主席は19日に開かれた同市の1~9月期の経済社会状況に関する会合で、同市警察に対し、犯罪の取り締まりを強化するよう指導した。
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厳しい社会的隔離措置が数か月にわたり適用されていた間、同市の犯罪件数は前年同期と比べて減少したが、ニューノーマル(新常態)に移行したことで犯罪が増加しているという。
チャウ副主席は、「市外から戻ってくる人の数が増加することに伴い、10~12月には窃盗やひったくりなどの犯罪が増えることが予想される」との見解を示した。
なお、新型コロナ禍で影響を受けた商売を回復させるための資金を必要とする人も多いため、闇金融(違法高利貸し)も活発になるものと見込まれる。
チャウ副主席は、「社会経済活動の回復を実現する上で、治安維持を確保することが肝心だ」とし、同市警察に対し積極的に業務を遂行して犯罪を効率的に制圧するよう促した。