ファム・ミン・チン首相は20日、米ファイザー(Pfizer)のアルバート・ブーラ(Albert Bourla)会長 兼 最高経営責任者(CEO)と電話で会談した。チン首相が、同社製の新型コロナウイルスワクチンのベトナムへの早期供給を要請したところ、ブーラ氏は供給開始を8月に前倒しすることを確認した。
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チン首相は、ベトナムの医療分野の発展に対するこれまでのファイザーの貢献や3100万回分のワクチン供給契約の締結に感謝の意を表した。今月になって政府は約2000万回分のファイザー製ワクチンの追加購入を決めている。
チン首相は、政府が2022年初めまでに人口の70%にワクチンを接種することを目指して、ワクチン接種戦略を実施していると強調。ベトナムへのワクチン引き渡し時期の前倒し、とりわけ18歳未満の子ども向けワクチンの供給を早めるよう要請した。また、医薬品分野での長期的かつ戦略的協力を促進することへの希望を表明した。
ブーラ氏は、今月から年内にワクチンをできるだけ早く引き渡せるよう取り組むことを約束。ワクチンに関する米政府のベトナム支援方針を支持し、ベトナムとの戦略的な協力を歓迎し実施する用意があると述べた。