ホーチミン市人民委員会は、成人(18歳以上)人口の70%が少なくとも1回目の接種を終えるよう、9月1日から9月15日までの間に、対象グループを問わず新型コロナウイルスワクチン接種を実施する計画。さらに、十分なワクチンを確保できた場合は12〜18歳の未成年者に対しても接種を開始する方針を示した。
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市の接種計画では、9月15日までに成人の70%以上が1回目の接種を完了し、15%以上が2回目の接種を終え、この間に高齢者・基礎疾患を持つ人々の1回目の接種を全て完了させることを目標に掲げている。
目標達成に向け、8月15日から8月31日までの間に300万回分以上を投与。同期間に65歳以上の人々、基礎疾患を持つ人々、妊婦、工業団地・輸出加工区・ハイテクパークで働く労働者、社会的弱者へのワクチン接種を優先的に手配する。
9月1日から9月15日までの間には、残る対象者の1回目の接種、および1回目の接種を受けた人々の2回目の接種を手配。十分なワクチンを確保できた場合は12〜18歳の未成年者に対しても接種を開始する。
これに関連し、米ファイザー(Pfizer)はこれに先立つ7月中旬、ベトナムの12~18歳の未成年者約900万人向けに、今年10~12月にワクチン2000万回分を供給すると発表していた。
なお、同じく感染拡大が深刻な東南部地方ビンズオン省も未成年者を対象としたワクチン接種の開始を希望しているが、保健省は現時点でワクチン調達量が限定的であるとして、接種対象者を未成年者まで広げることに難色を示している。