労働傷病兵社会省は関連機関の意見聴取を経て、年金・社会保険手当の調整に関する政令草案を政府に提出した。この中で、一部対象者の年金・社会保険手当の引き上げを提案した。
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草案によると、村・街区の幹部や労働能力喪失手当の受給者、労働災害手当の受給者、ベトナム戦争に参加した退役軍人・元警察官など8種の対象者の年金・社会保険手当を2022年1月1日から+15%引き上げる。
1995年1月1日以前から年金・社会保険手当を低水準で受給している人々について、受給額が月額230万VND(約1万1200円)未満の場合は+20万VND(約980円)増やし、月額230万~250万VND(約1万1200円~1万2200円)未満の場合は月額250万VND(約1万2200円)に達するよう調整する。
合わせて約87万8000人が年金の引き上げによる恩恵を享受する見通し。
労働傷病兵社会省は提案について、「2020年と2021年には年金・社会保険手当の引き上げが行われないため、2022年からの+15%の引き上げ幅はインフレを加味した合理的な水準と考えられる。この引き上げ幅は2019年から2021年までの3年間における社会保険基金の投資リターン(約17%)を下回り、基金の投資成長率にも沿ったものとなっている」と説明した。