北中部地方クアンチ省人民裁判所は30日、麻薬密輸の罪に問われていたナイジェリア人の被告2人に対し、死刑判決を言い渡した。
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死刑判決となったのは、ナイジェリア国籍のEkene Ajemba被告とOmeje Johnson Chibuzo被告(いずれも30歳)。Ekene Ajemba被告は2019年9月20日、クアンチ省フオンホア郡の国道9号線でラオバオ国境警備隊の検問を受けたところ、所持していたカバンから結晶状の薬物が入ったビニール袋4つが見つかった。
取り調べの中でOmeje Johnson Chibuzo被告の存在が明らかとなり、フオンホア郡のレストランにいた同被告を緊急逮捕。所持していたカバンを押収して、中から結晶状の薬物と乾燥した植物が入った複数の袋を発見した。
さらに、ラオスとの国境に位置するラオバオ駅の国境検問所では、被告らのスーツケースから同じく結晶状の薬物が入った袋4つを押収。調査の結果、結晶状の薬物はメタンフェタミン、乾燥した植物は大麻と判明。同事件で押収した麻薬の総重量は約14kgに上った。