ホーチミン市保健局は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の濃厚接触者(F1)に自宅での隔離措置を適用することを検討している。グエン・フウ・フン副局長が14日午後に開かれた記者会見で明らかにした。
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現行規定では、市はF1に集中隔離施設での隔離措置、F1の接触者(F2)に自宅での隔離措置をそれぞれ適用している。
フン副局長は、「F1の自宅隔離は世界各国で行われており、目新しいものではない。ただし、全ての世帯にF1の自宅隔離に適した環境が整っているわけではなく、F2でも集中隔離が適用されるケースもある」とコメントした。
F1の感染リスクはF2より高く、隔離対象者自身が意識を高く持ち、当局の監視が徹底されなければ、感染拡大のリスクが大きくなる。そのため、保健局はF1の自宅隔離案については慎重な姿勢を示しており、まずは一部エリアでの試行を経て、対象地域の拡大を検討する方針。
なお、同市では現在、約1万1300人が集中隔離、約2万1000人が自宅隔離・宿泊施設での隔離措置を受けている。