保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する31日午後の発表によると、5省・市で市中感染者82人が新たに確認された。また、海外からの入国者3人も陽性と判明した(うち2人は日本からの入国者)。
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新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:43人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:34人、◇東南部地方ビンズオン省:3人、◇ハノイ市:1人、◇南部メコンデルタ地方チャビン省:1人。ビンズオン省とチャビン省で市中感染者が確認されたのは第4波で初めて。
31日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は9省・市の計211人だった。
31日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は7321人、死者数は47人となっている。
新規の市中感染者は、いずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
ビンズオン省の3人とチャビン省の1人は、ホーチミン市ゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連。
なお、ハノイ市は29日午前0時より、感染防止策として市内における宗教関連の行事を一時停止としている。
また、東南部地方バリア・ブンタウ省は29日午前0時より、スパやカラオケ、ジム、映画館などの営業を一時停止している。同省では6月1日正午から海水浴も禁止とする。
4月27日以降に確認された市中感染は36省・市の計4246人。内訳は、◇バクザン省:2252人、◇バクニン省:842人、◇ハノイ市:412人、◇ホーチミン市:157人、◇南中部沿岸地方ダナン市:157人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:89人、◇東北部地方ランソン省:65人、◇西北部地方ディエンビエン省:58人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:48人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:43人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:37人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:20人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇北中部地方タインホア省:5人、◇ロンアン省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:4人、◇ダクラク省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇東北部地方タイグエン省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:3人、◇ビンズオン省:3人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省:1人、◇南中部高原地方ザライ省:1人、◇東南部地方タイニン省:1人、◇チャビン省:1人。
なお、1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。