保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する30日午前・正午・午後の発表によると、8省・市で市中感染者250人が新たに確認された。また、海外からの入国者1人も陽性と判明した。
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新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:124人、◇ホーチミン市:59人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:43人、◇ハノイ市:20人(中央熱帯病病院が2人)、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:1人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:1人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:1人、◇南中部沿岸地方ダナン市:1人。
これにより、4月27日以降の第4波の市中感染者は34省・市の計4035人となり、26日に3000人を超えてからわずか4日間で+1000人以上増加した。
30日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は7107人となり、26日に累計6000人を超えてからわずか4日間で累計7000人を超えた。これに先立つ5日に累計3000人、16日に累計4000人、22日に5000人に達した。死者数は47人となっている。
新規の市中感染者は、ハノイ市の1人を除いていずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。ハノイ市の1人はスクリーニングで感染が確認された。
ホーチミン市の59人のうち57人はゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連。また、ロンアン省の1人も同団体関連の感染者のF1。
ホーチミン市の市中感染者59人のうち残る2人はそれぞれ6447人目の感染者のF1、6781人目の感染者のF1。
ホーチミン市人民委員会は、5月31日午前0時より市内全域に社会的隔離措置を適用することを決定した。この措置は15日間にわたり適用される。
4月27日以降に確認された市中感染は34省・市の計4035人。内訳は、◇バクザン省:2118人、◇バクニン省:804人、◇ハノイ市:384人、◇ホーチミン市:157人、◇ダナン市:156人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:89人、◇東北部地方ランソン省:62人、◇西北部地方ディエンビエン省:58人、◇ハイズオン省:48人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:43人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:37人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:20人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇北中部地方タインホア省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇南中部高原地方ダクラク省:3人、◇東北部地方タイグエン省:3人、◇ハイフォン市:3人、◇ロンアン省:3人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省:1人、◇南中部高原地方ザライ省:1人、◇東南部地方タイニン省:1人。
なお、1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。