保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する26日午後の発表によると、5省・市で市中感染者115人が新たに確認された。
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午後に発表された新規の市中感染者の内訳は、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:64人、◇東北部地方バクザン省:39人、◇ハノイ市:9人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:2人、◇東北部地方タイグエン省:1人。
これにより、4月27日以降の第4波の市中感染は30省・市の計3028人となり、22日に2000人を超えてからわずか4日間で+1000人以上増加した。
26日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は7省・市の計235人となり、1日あたりの市中感染者数として前日の計444人に次いで過去2番目に多かった。
バクザン省のみを見ると、26日に同省で確認された市中感染者数は121人となり、第4波の累計は1520人に達した。
26日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は6086人となり、22日に累計5000人を超えてからわずか4日間で累計6000人を超えた。これに先立つ5日に累計3000人、16日に累計4000人に達した。死者数は26日に+1人増えて、45人となっている。
市中感染者の詳細は、バクニン省の1人を除いていずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。バクニン省の1人はスクリーニングで陽性となった。ハノイ市の9人のうち、6人は既存の集団感染関連、3人はT&T社関連。
集団感染が発生していたハノイ市中央熱帯病病院は26日午後に医療隔離措置が解除された。感染者と接触していないスタッフら約20人は21日間の集中隔離を終了して自宅へ戻り、7日間の自宅隔離に入る。一方、約700人は6月9日午前8時まで引き続き同病院で隔離措置を受けることになる。
また、バクザン省では26日正午より、新たにヒエップホア郡(huyen Hiep Hoa)とイエンテー郡(huyen Yen The)に対して首相指示第16号/CT-TTgに沿った最も厳しい社会的隔離措置を適用している。
4月27日以降に確認された市中感染は30省・市の計3028人。内訳は、◇バクザン省:1520人、◇バクニン省:624人、◇ハノイ市:344人、◇南中部沿岸地方ダナン市:154人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:89人、◇西北部地方ディエンビエン省:56人、◇東北部地方ランソン省:44人、◇ハイズオン省:43人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:39人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:36人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:19人、◇ホーチミン市:8人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇北中部地方タインホア省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇南中部高原地方ダクラク省:3人、◇タイグエン省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人。
なお、1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。