東北部地方バクザン省人民委員会のレ・アイン・ズオン主席によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により国内4807人目の感染者(女性・38歳)が死亡した。
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24日午後4時の時点で保健省の死者数のデータにはまだ含まれていないが、新型コロナによる死者は国内44人目、4月末から広がった第4波では9人目となる。
死亡した女性は、東北部地方ランソン省フウルン郡バンニャム村(xa Van Nham, huyen Huu Lung)出身。集団感染(クラスター)が発生した同省ベトイエン郡クアンチャウ工業団地のホシデン・ベトナム(Hosiden Vietnam)に工場労働者として勤めていた。
女性は発熱や咳、喉の痛み、倦怠感などの症状で5月17日にバクザン省イエンズン郡医療センターに入院し、検査を受けたところ新型コロナ陽性となった。症状が悪化したため22日夜にバクザン省総合病院に転院。23日正午ごろにさらに症状が悪化し、ハノイ市中央熱帯病病院と同市バックマイ病院との協議により挿管と人工呼吸器装着など懸命な治療が行われたが、24日午前4時30分に死亡が確認された。
死因は新型コロナによる肺炎に伴う敗血症性ショックと、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)による進行性呼吸不全の合併症と診断された。