保健省情報技術局はこのほど、国民電子カルテのデータベース構築について「これまでに50省・市以上で導入しており、約9800万件のカルテを収録した」と報告した。
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現在は各省・市の国民電子カルテデータベースが別々に管理されているが、当局は7月1日からの省・市間データベース共有に向けてシステム整備を進めている。
国民電子カルテデータベースが構築・共有されれば、国民はアカウントとパスワードを入力することで、データベースに収録された自身の電子カルテにアクセスすることが可能になる。
電子カルテには、健康状態や病歴、危険因子などの情報が収録される。医師は、これをもとに現状の健康状態に合わせて適切な診断と的確な治療法を決定することが期待される。
なお、各医療施設が国民の受診時に作成したカルテを収録した国民電子カルテデータベースは、ベトナム社会保険機関のシステムとも接続する。