新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の委員長を務めるブー・ドゥック・ダム副首相とファム・コン・タック科学技術次官の両名は国防省傘下の軍医学院で26日、ナノゲン社(Nanogen)が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」の第2期臨床試験被験者として2回目のワクチン接種を受けた。
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臨床試験を管轄する軍医学院は25日、先月26日から3月10日にかけて1回目のワクチン接種を受けた被験者26人に対する2回目のワクチン接種を開始。ダム副首相とタック科学技術次官の両名も、この中に含まれており、早速2回目のワクチンを接種した。
2人はワクチン接種を受けた後、さらに約30分にわたり健康観察を受けた。その後は、第2期臨床試験に参加する被験者のボランティアたちに激励の言葉をかけて回った。
第2期臨床試験では、前述の26人を含む計560人の被験者が2回目のワクチン接種を受ける。被験者は4つのグループに分けられ、このうち3グループは第1期と同様に25mcg、50mcg、75mcgのワクチン接種を受けるが、残る80人はワクチンではなくプラセボ(偽薬)を投与する。
なお、「ナノコバックス」は2021年5月から9月にかけて第3期臨床試験を実施し、9月中に流通許可を取得する見通しだ。