国会常務委員会は9日、南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島(郡)の「市」格上げに関する決議を採択した。同決議は2021年3月1日に施行される。
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決議によると、国内初の「島市」になるフーコック市は、従来のフーコック郡の全域から成り、行政区画は2つの街区と7つの村の計9区画となる。
タイランド湾に浮かぶ国内最大の島であるフーコック島は面積589km2余り、人口12万7709人で、本土の同省ラックザー市から約120km離れたところに位置する。
近年はビングループ[VIC](Vingroup)をはじめとする不動産デベロッパーがリゾートや住宅区をこぞって建設しているため、都市化が急速に進んでおり、2019年には300万人以上の観光客が島を訪れた。
フーコック市への格上げにより、行政管理の効率化にも繋がると期待されている。なお、今回設立が決まったフーコック市は、ラックザー市、ハーティエン市に続く省内3番目の市となる。