北部紅河デルタ地方ハイズオン省の省都ハイズオン市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター(集団)感染と疑われる事例が発生したことを受け、同省人民委員会は13日、翌14日午前0時から同市に対し社会的隔離措置を適用することを決定した。
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措置の適用期間は15日間。不要不急のサービスを一時停止するほか、工場などの生産拠点での勤務、食料品や医薬品の購入、病気や怪我など救急の場合などを除き、極力外出を控えなければならない。
さらに外出時のマスク着用、アルコール消毒・手洗いが求められ、職場や学校、病院を除く公共の場に3人以上で集まることが禁止される。幼稚園は休園とし、サマースクール、外国語や情報技術(IT)などのコースも休講とする。
当局が同市の社会的隔離措置の実施に踏み切った背景には、同市ゴークエン(Ngo Quyen)通り36番地にあるレストラン「テーゾイボートゥオイ(The gioi bo tuoi)」のスタッフ3人が揃って新型コロナウイルスに感染したことがある。
この3人は国内906・907・908人目の感染者となっており、レストランの警備員で国内867人目の感染者となった男性の濃厚接触者だった。
当局は同レストランの半径250m圏内を封鎖し、接触者の特定を急いでいる。また、ハイズオン大学の学生寮を接触者の隔離施設としている。