新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波がベトナムを直撃している中、スマートロックやスマートホームソリューションを手掛ける地場系スタートアップ「PHGロック(PHGLock)」は6日、ホーチミン市に「自動マスク配り機(マスクATM)」を設置し、稼働を開始した。
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マスクATMは、タンフー区フートホア街区ブオンライ通り204B番地(204B Vuon Lai, phuong Phu Tho Hoa, quan Tan Phu)に設置された。
これは同社のテクノロジーを活かして開発したもので、顔認証機能を搭載している。機械がマスク希望者の顔を認識すると、別の場所に常駐するスタッフがボタンを押し、機械からマスクが出てくる仕組みだ。マスク希望者がボタンを押す必要はないため、感染予防にもなる。
同社は新型コロナの第1波の際に、貧困層を助ける「自動コメ配り機(コメATM)」を導入し、大きな反響を受けた。
一旦は新型コロナが封じ込められたためコメATM事業も終了したが、同社は新型コロナの第2波で特に大きな影響を受けている南中部沿岸地方ダナン市でコメATMの稼働を再開する予定だ。
最終更新:2020年8月7日 07:48JST